CDPとDMPの違いとは?※早見表で見る
CDPは、CRMへの活用を主な目的とすることから、広告用途が目的であるDMP(Data Management Platform)とは一線を画します。
DMPはCookieや広告IDなど、個人が特定されないサードパーティーのデータ「推定属性情報」を扱っているのに対し、CDPはユーザー情報を基軸にしたファーストパーティーのデータを収集・管理します。テクノロジーにおいてはCDPはDMPとの大きな相違は見られません。
CDPとDMPの違いについては詳しく解説している文献もあるので、詳細を知りたい方は調べてみてください。ご参考までに、TreasureDataさんの記事リンクを貼っておきます。
シンプルにお伝えすると「DMP=広告用途」「CDP=CRM用途」が多くなります。CDPはCRMを効果的に運用するために、ユーザー一人ひとりをID化して、ユーザーを基軸にしたデータを形成します。 行動履歴や結果(CVやLTVなど)に加え、一人ひとりの興味関心軸など、ユーザー理解を促進、解像度を高めるデータを保有します。
CDPが取得するデータの例▼
- 過去の購買履歴(店舗もECも)
- お問い合わせ履歴(コールセンター)
- Webやアプリの閲覧コンテンツの履歴(デジタル行動ログ)
この記事を書いた人
- 小畑 陽一
- 株式会社UNCOVER TRUTH
取締役COO(Chief Operating Officer)
music.jpやルナルナを手がけるエムティーアイ社出身。ソリューション事業責任者として、大手企業向けモバイルサイト構築ソリューションで、国内ナンバーワンのASPサービスを展開。2014年、取締役として株式会社UNCOVER TRUTHの取締役COOとして経営に参加。経営・事業戦略とマーケティングを管掌。 ad:tech Tokyo / Kyushu、宣伝会議、MarkeZine、Web担当者フォーラムなど講演活動多数。
著書:『ユーザー起点マーケティング実践ガイド』(CDP専門書籍)
データ分析や基盤構築、プロダクトの活用などについて、貴社の状況と目的に合わせて幅広くご提案します。
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