コンテンツマーケティングはなぜ必要なの?その背景と必要性を解説します
こんにちは。UNCOVER TRUTHの石川です。
以前の記事では(過去記事:コンテンツマーケティングとは?基本的な部分を改めて解説します)コンテンツマーケティングの基本的な部分をお伝えしました。今回は、コンテンツマーケティングに取り組む必要性やその背景をお伝え出来ればと思います。
※読了時間(5分~7分)
目次
まずは、おさらい。コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、コンテンツ×マーケティングです。
顧客が求める情報に対して、最適なコンテンツを提供し、商品やサービスへの関心を高めて目的達成(例:お問い合わせ、商品購入等)に向けて顧客を育成することです。
コンテンツ次第では、顕在顧客だけでなく、潜在顧客にもアプローチできます。
コンテンツマーケティングで重要なポイントはシンプルに2つです。
- ポイント①:人を集めること。
- ポイント②:集めた人から売り上げを作っていくこと。
コンテンツマーケティングというと、多くはSEOの延長線上で語られることが多いので、流入増加など人集めだけに意識が向きがちです。
しかし、大切なのは、人を集めた後にどのように売り上げを作るのか。そこまでを考えないとうまくいきません。
ちなみに、SEOで上位表示を目指す目的の場合は、コンテンツSEOと呼ばれることが多いです。用語のすみわけは下記のようになります。
- コンテンツマーケティング
顧客が求める情報に対して、最適なコンテンツを提供し、商品やサービスへの関心を高め、目的達成(例:お問い合わせ、商品購入等)に向けて顧客を育成することです。
- コンテンツSEO
主に、まだ自社の商品やサービスをしらないユーザーに、良質なコンテンツを提供することで、SEOの上位表示を目指して、サイトへの流入を増やすことを目的としたものです。
実際は、コンテンツマーケティングの中にコンテンツSEOが内包されているイメージです。
何故コンテンツマーケティングが必要になってきたのか?
顧客を取り巻く環境の変化に対応するためというのが、大きな要素かと思います。
▶顧客は様々なデバイスを通じて、色々な情報に日々触れられるので、本当に自分にとって必要な製品・サービスを比較検討しやすい環境にいる
▶市場に製品やサービスは増えていくにも関わらず、こと国内においては、反対にそれを購入する顧客の母数自体は減少傾向にある
顧客は「なんでこの商品・サービスにするのか?」「他の商品・サービスと比べてどうなのか?」「この商品・サービスはどんな価値をもたらしてくれるのか?」etc…安心や納得等の購入するべき理由を探しています。
そして、顧客が購入を決定する段階(顕在化した時点)で初めて接触するだけでは、競合他社から遅れをとってしまう可能性が高くなってしまいます。
最終的に自社の商品やサービスを選んでもらえるよう、潜在ニーズの時から顧客が欲している情報に対してアプローチをしていく、つまりはコンテンツを通して自分達のことを知ってもらい、最終的な購入のタイミングまで段階的&継続的に接触をしていく必要が出てきました。
過去の記事(コンテンツマーケティングとは?基本的な部分を改めて解説します!)で記載していますが、情報を提供したり、情報に接触してもらう方法は様々ありますので、自分達の目的に合わせて戦略を設計し、運用していくことが求められます。
戦略や考え方については以下の記事を合わせてご覧ください。
(過去記事:コンテンツマーケティングで成功するための戦略と基本の考え方)
(過去記事:コンテンツマーケティングで成功するためのサイト種別選択とコンテンツ制作の考え方)
どんなタイミングでやるべきなのか?
コンテンツマーケティングを考えるべきタイミングは様々ありますが、例えば、検索やディスプレイ等の広告を集客の主軸にしていて、費用面でも獲得面でもおよそ頭うちになっているのであれば、他のチャネルを開拓していく必要が出てきます。
あくまでたくさんある施策の中の一つですが、その選択肢にコンテンツマーケティングは入ると思います。
コンテンツマーケティングでは、こちらが一度コンテンツを発信すると、そのコンテンツを削除しない限り&情報価値が失われない限りは、その情報は資産として残りますので、顧客が情報に触れる機会を自然に増やして行けます。
「クリックされるたびに」or「表示されるたび」にお金が発生するデジタル系の広告とは違い、良質なコンテンツを生み出すことができれば、自然検索やシェアされた情報等からより多くの顧客がコンテンツに接触できるようになりますので、運用していけば行くほどに費用効率が改善していきやすいのもコンテンツマーケティングの特徴です。
つまり、良質なコンテンツを用意すれば用意しただけ(その顧客のニーズに合っていればですが)より多くの接触機会を設けることが可能となっていきます。
仮に前述にように広告施策をメインに考えていて成果が鈍化しているタイミングなのであれば、その先を見越してコンテンツマーケティングを始めることを考えておく必要がでてきます。
ただし、必ずしも即効性の高い施策ではありませんし、コンテンツマーケティングを始めるにも、コンテンツの中身やそれを制作する人、それを運用する人等少なからずリソースが掛かりますので、なるべく計画的&戦略的に行い、状況が切羽詰まる前に実行されていくことをオススメします。
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いかがでしたでしょうか?
より良い成果に結び付けるためにも、やるべき背景と手法を合わせて覚えておきたいものですね。コンテンツは情報資産として蓄積されていくものですから、運用していくうちに、作ったコンテンツを他の施策に利用したりと、展開の幅を広くできるケースも多く出てきます。今後コンテンツマーケティングをお考えの方の何かの参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回もよろしくお願いいたします!
- 石川 敬三
- 株式会社UNCOVER TRUTH
- 代表取締役CEO
VOYAGE GROUP取締役、株式会社PeX 代表取締役などを歴任。その他アドネットワーク、比較サイト、辞書サイト等様々なBtoC・BtoB事業の立ち上げに従事。株式会社サイバーエージェントでは、広告営業を始め、大阪支社立ち上げ、メールマガジンサイトmelma等のBtoCサービスの事業責任者やEC事業の立ち上げ等に従事。