GA4と比較!コンテンツアナリティクスならページのパフォーマンス(コンバージョン、デバイス別、ディレクトリ別、到達率)の確認も手間なく簡単に!
こんにちは! UNCOVER TRUTH の伊藤 有紀子(いとう ゆきこ)です!
「分析はしたいけど、そもそもGA4をうまく使えていない・・・」
「GA4で分析はできるけど、今までよりも時間がかかってしまうし、難しい・・・」
最近では、コンテンツアナリティクス導入のきっかけとして、上記のようなGA4への悩みも絡んだお話しが増えてきました。そこで今回は、コンテンツアナリティクスの使いやすさをまだご存じでない方にもお伝えするために、コンテンツアナリティクスとGA4を下記4つのレポートで比較してみようと思います。
▼GA4とコンテンツアナリティクスの比較
・ページ別のコンバージョン数と率の集計
・URLのディレクトリ別の集計
・デバイス別の集計
・各ページへの到達率の集計
この「ゆっきーブログ」では、私がリーダーを務める当社サービスのコンテンツ分析ツール『Content Analytics(コンテンツアナリティクス)』に関することや、分析のTipsを中心にお伝えしていきます!これまでの「ゆっきーブログ」も併せてご覧ください!
コンテンツアナリティクスとは?
コンテンツアナリティクスは「Webページを画像やテキスト(=コンテンツ)単位に自動で分割してデータを取得する」ツールです。Webサイトに訪れたユーザーが、どのようなコンテンツに興味があるのか?どのようなコンテンツが成果に貢献したのか?がわかるようになり、より深いユーザー分析を可能にします。
これまで担当者の経験値や社内の慣習にならって作成していたページ内のコンテンツも、数値(ビュー、閲覧秒数、ゴール、クリック)で正しく評価できるようになります。これらのデータを根拠にすることで、WebサイトのUI改善だけではなく、ファンユーザーの育成やリピート率改善などのLTV最大化にも活用できます。
他にも、自動で細かく分割されたコンテンツを自分たちの見たい粒度でグループ化できる「コンテンツ名登録機能」や、閲覧ページやカスタムディメンションでユーザーの条件を絞る「フィルタ機能」など、柔軟にページを分析できる機能を有しています。「〇〇のコンテンツに接触したユーザーのID」を割りだすことで施策ツールのセグメントとして活用することもできます。
コンテンツアナリティクスの「ページレポート」
コンテンツアナリティクスには、大きく分けると2つのレポートが存在します。
・コンテンツレポート:特定のページ内のコンテンツの成果を分析できる
・ページレポート:ページ毎の成果を分析できる
今回は、ページレポートを使ってGA4との比較を行いますので、ページレポートについて少し説明します。
ページレポート
下図にあるように、ページ(URL)ごとのセッション数やユーザー数、ゴール数や率(コンバージョン数や率)を簡単に確認できます。
検索オプションを使い、URLやページタイトルを完全一致や正規表現一致などの条件で指定することもできます。また、訪問回数やコンバージョン、流入チャネルなど特定のユーザーセグメントに絞ってページの成果を確認することもできます。
GA4では変わってしまった「離脱率」や「直帰率」も確認できるように
さらにページレポートに「ランディング数」「直帰率」「離脱率」が追加されました!GA4ではすでに廃止されている「離脱率」や、エンゲージメント率に考え方が変わってしまった「直帰率」もページレポートで一緒に確認できます。こちらの指標や活用方法については、後日別のブログでしっかりご説明いたします!
コンテンツアナリティクスとGA4の比較
一般的に、WebサイトのデータをGA4で見ている方は多いと思います。ですが、GA4を実際に使っていると、見たいデータにたどり着くまでの「設定の難しさ」を感じるシーンも多くあります。
コンテンツアナリティクスは、当社Web解析のプロが、長年に渡ってGoogle Analyticsをクライアント企業に向けて活用してきた分析ノウハウを元に、”集計までの設定等の手間を省き、見るべきポイント”を押さえ、あらゆる人がWebサイトを分析できるように開発したツールです。この部分をお伝えするために、ここからは実際の分析で必ず利用するケースを元に、GA4と比較していきます。
ケース1:ページ別のコンバージョン数や率を確認する
「新たに作成したページが、どれだけコンバージョンに貢献しているかを知りたい」「Webサイトで、最もコンバージョンに貢献しているページを知りたい」Webサイトを分析する上で、皆さんが最も重要視する一つは、ページ別のコンバージョン数・率ではないでしょうか?
GA4の場合|ページとスクリーンクラスのレポート
GA4のレポートで、ページ毎のレポートを見つけたものの、ほとんどのページのコンバージョンが”0”である、なんてこと起きていませんか?GA4は、集計のロジックから、ページ別のコンバージョンは、そのページで起きたイベントのみが計測されます。そのため、GA4でページ別のコンバージョンを集計するには、探索レポートにてコンバージョンセグメントを作成する必要があります。
コンテンツアナリティクスの場合|ページレポート
コンテンツアナリティクスのページレポートでは、特別な設定無しで、どのページがコンバージョンに貢献したのか?を確認することができます。
ケース2:URLのディレクトリごとの集計
続いては、URL階層別(ディレクトリ)ごとのアクセス数を集計する場合です。
GA4の場合|ディレクトリのレポート(下画像はユニバーサルアナリティクス)
GA4の前身であるユニバーサルアナリティクスでは、ディレクトリレポートにて、階層別のアクセス数を確認できました。GA4に変わってからは、デフォルトの状態ではディレクトリ・階層別のデータを確認できなくなってしまいました。
コンテンツアナリティクスの場合|ページレポート(フィルタ適用)
コンテンツアナリティクスでは、該当のディレクトリでフィルタをかけると、ディレクトリ全体のコンバージョンを含めたパフォーマンスを簡単にご確認いただけます。
ケース3:デバイス別の集計
モバイルフレンドリー、モバイルへの最適化の重要度が増す中、PCとモバイルでページの見せ方を変えているWebサイトも多いのではないでしょうか?
GA4の場合|デバイスカテゴリのフィルタ
都度フィルタを駆使してデバイス別の効果を確認する必要があります。
コンテンツアナリティクスの場合|デバイスの切り替え
コンテンツアナリティクスでは、レポート画面上にPCとMobile表示の切り替えフィルタを用意していますので、フィルタを選択するだけで、すぐにデバイス別の成果をご確認いただけます。他にも、セッション数とユーザー数を切り替えることができます。
ケース4:各ページへの到達率の集計
購入や申込などのコンバージョンだけではなく、その手前のKPIにあたるページへの到達状況を確認したいというケースです。
GA4の場合|ファネルデータ探索のレポート
GA4では、コンバージョンイベントの設定や、ファネルデータ探索のレポートを作成することで各ページへの到達数や率を確認できます。これまで当たり前に見ていたデータも、新たに設定しなければ見られないといった点で、GA4に苦手意識を感じる方は多いかも知れません。
コンテンツアナリティクスの場合|ゴール切り替え
コンテンツアナリティクスでは、いくつでも「ゴール」を登録できます。購入や申込などの最終コンバージョンだけでなく、その手前のKPIにあたるものを登録すれば、そこへの到達数や率を確認できます。ゴールへの登録後は、下図のようにプルダウンで切り替えることができるため、ゴール設定した地点への全体・各ページからの到達数や率を確認することができます。
また、この機能によってWebサイト全体の遷移状況(ファネル分析)を簡単に集計することができます。Webサイトの主要導線をゴールに登録することで、下図のようにファネル分析で集計したいデータ(各ページ・ディレクトリのセッション数・遷移数・率)をコンテンツアナリティクスで手軽に抽出できます。
コンテンツアナリティクスを使ってみませんか?
ここまで、GA4と比較しながら、コンテンツアナリティクスのページレポートを解説してきました。GA4のような難しい設定なしで、簡単に実用的なデータを確認できることがお分かりいただけたなら幸いです。
ユーザー分析を専門としてきたWeb解析のプロとしての分析ノウハウを活かし、今後も機能を拡充していく予定です。コンテンツアナリティクスを使ってWebサイトの分析を加速させていきましょう!「導入しても活用できるか不安だ」という方に向けても、分析から改善施策に落とせるようになるためのオンボーディングプランもご用意しています。コンテンツアナリティクスのページよりぜひお気軽にお問い合わせください!
コンテンツアナリティクスの活用方法がわかる資料配布中
GoogleアナリティクスのバージョンがUA(ユニバーサルアナリティクス)からGA4に移行された現在、画面操作や分析方法が難しくWEBサイト改善やコンバージョン改善に苦戦している企業が増えています。当社CAOの小川卓が「コンテンツアナリティクスを使って自社サイトを分析しました」と題してWEBサイト改善で見ていくポイントと活用事例のホワイトペーパーを作成いたしました。ぜひご活用ください。
この記事を書いた人
伊藤 有紀子(いとう ゆきこ)
株式会社UNCOVER TRUTH
ビジネスデベロップメントグループ
Content Analytics チームリーダー