コンテンツマーケティングとは?|種類や出来ること、基本部分を解説します!

  • コンテンツマーケティングは知っているけど、何から始めればいいかわからない・・・
  • 用語だけ知っているけど、実際はどのようなものかを理解していない・・・

今回は、そのような方へ向けて、コンテンツマーケティングの種類やコンテンツの内容がどのようなものかをわかりやすく解説してきます!

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、字のごとく「コンテンツ × マーケティング」です。顧客が求める情報に対して、最適なコンテンツを提供し、商品やサービスへの関心を高めてもらい、目的達成に向けて(例:お問い合わせ、商品購入等)顧客を育成することです。

コンテンツマーケティングで重要なポイントはシンプルに2つです。

  • 人を集める
  • 集めた人から売り上げを作っていく

コンテンツマーケティングというと、多くはSEOの延長線上で語られることが多いため、流入増加(人集め)だけに意識が向きがちです。しかし、大切なのは、人を集めた後にどのように売り上げを作るかです。この2つをセットで考えないと、なかなかうまくいきません。

ちなみに、SEOで上位表示を目指す目的の場合は、コンテンツSEOと呼ばれることが多いです。用語のすみわけは下記のようになります。

コンテンツSEO

良質なコンテンツを提供することで、SEOの上位表示を目指し、Webサイトへの流入を増やします。これにより、まだ自分達を知らないユーザーも取り込めるようになります。コンテンツマーケティングの中にコンテンツSEOが内包されているイメージです。

コンテンツマーケティング

ユーザーが求める情報に対して、最適なコンテンツを提供し、商品やサービスへの関心を高め、目的達成(例:お問い合わせ、商品購入等)に向けて顧客を育成することです。

コンテンツマーケティングが必要になった背景

顧客を取り巻く環境の変化に対応するためというのが、大きな理由かと思います。

背景①|顧客が商品・サービスを比較検討しやすい環境

顧客は様々なデバイスを通じて、瞬時に多様な情報に触れられ、本当に自分にとって必要な商品・サービスを比較検討しやすい環境にいる

背景②|顧客の減少

市場に商品・サービスは増えていくにも関わらず、こと国内においては、購入する顧客の母数自体は減少傾向にある

そのため、顧客は購入にいたるまでに、下記のように、比較検討しながら購入する理由、根拠を考えます。顧客に接触するタイミングが遅れてしまうことで、競合他社に負けてしまう可能性が高くなってしまいます。

  • なぜこの商品・サービスにするのか?
  • 他の商品・サービスと比べてどうなのか?
  • この商品・サービスはどのような価値をもたらしてくれるのか?

最終的に自社の商品・サービスを選んでもらえるようにするためには、潜在ニーズの段階から、顧客が欲している情報に対してアプローチをしていく、つまりはコンテンツを通して自分達のことを知ってもらい、最終的な購入のタイミングまで段階的&継続的に接触していく必要が出てきました。

コンテンツマーケティングのコンテンツの種類と発信方法

コンテンツマーケティングにおいて、コンテンツとして利用される代表的なものを下記にまとめました。


ブログ・サイト記事

コンテンツマーケティングと聞いて思いだすのは、ブログやサイト記事ではありませんか?
知見やノウハウをまとめたり、社内情報を紹介したり、サービス・商品情報や、その周辺情報を記事化していきます。

例えば、銀行が自社の貯蓄のサービスの内容をまとめたコンテンツを発信するだけでなく、お金の上手な溜め方、節約の仕方のような自社のサービスに関わる内容をコンテンツ化したりもします。

BtoB、BtoCを問わず利用されるケースが多く、SEOも考慮しながら行えばWebサイトへの流入増加にも大きく寄与します。基本的に、テキストと画像で構成されていることが多いので、比較的取り掛かりやすい施策です。

ホワイトペーパー

専門用語集、商品マニュアル、事例、サービス・商品紹介、セミナーのレポート、調査結果などを資料化します。より具体的な内容が記載されることが多く、ダウンロードのタイミングで、メールアドレスや属性情報などの取得がしやすい方法です。顧客化への確度を高めるために利用されるケースが多く見られます。ただし、それなりの時間と制作工数を要します。

動画

Youtubeの利用が日常になっているのと、Xなど拡散させやすいプラットフォームとも相まって、企業が動画コンテンツを利用するケースは一般的になりました。独自のブランディング用のコンテンツを用意したり、手順やHow to系などのテキストや画像だけでは説明しづらいものを動画にすることも多くなってきています。制作に時間や工数を要しますが、場合によって想定外の大きな効果を生む可能性もあります。


このようなコンテンツを用意した上で、どのようなタイミングや接点で必要な顧客に情報を発信するのか?(戦略設計)が、コンテンツマーケティングでは非常に重要になります。次は代表的なコンテンツの発信方法について解説します。

メールマガジン

顧客のメールリストに対して、定期的にメールで情報を送ります。顧客が開封するorしない、読むor読まないはあるにせよ、顧客と定期的に接点をもてるので、興味をもってもらえれば、ゴールにまた一歩近づいてもらえるようになります。

SNS投稿

X、Facebook、Instagramなど、各種SNSのフィードに作成したコンテンツを流します。SNS側でコンテンツを作成して発信する場合もありますが、その場合、コンテンツがSNS側でのみ格納されてしまうため、情報資産として再利用しづらくなる可能性もあります。基本的には、SNS外で作成したコンテンツを投稿することが多いです。

コンテンツマーケティングで出来ること

Webサイトやメディア、SNSにコンテンツを掲載していくことで、永続的に伝えたい情報を発信できるようになります。良質なコンテンツを届けることができれば、SEO上位も狙え、費用をかけずとも成果の長い集客が可能となります。

顧客が自発的に必要な情報に接触できるのはもちろんのこと、発信者側が戦略的に必要な情報への接触も促せるようになります。一度作ったコンテンツは再編集も可能なため、改善しやすいのもコンテンツマーケティングで出来ることの一つかと思います。

まとめると、コンテンツマーケティングは、下記のように攻めにも守りにも使えるマーケティング施策です。

  • 情報資産を残しながら、費用を抑えて集客力を強化できる
  • 顧客に合わせた情報を発信者側でコントロールして発信することで態度変容を促すことができる
  • 作ったコンテンツを必要に応じて改善しやすい

とはいえ、コンテンツマーケティングを成功へと導くためにはいくつか条件があります。想定される顧客のニーズを掴んだ良質なコンテンツや情報提供のための戦略設計が非常に重要になります。そのあたりは別記事でも解説しています。併せてご覧ください!


ちなみに、既にコンテンツマーケティングに取り組んでいるが、思うように成果が出なかったり、どのように改善すればよいか分からなくてお困りの場合は、記事毎にページ内の各要素のパフォーマンスを定量的に評価できるツール『Content Analytics(コンテンツアナリティクス)』もぜひ一度ご確認ください。

コンテンツアナリティクス

編集後記

私たちが普段ご支援しているお客さまの中にも、コンテンツマーケティングを担当されている方がたくさんいらっしゃいますが、コンテンツマーケティングに取り組み、コンテンツの分析を進めることで、ユーザーが興味をもって読み込んでいる箇所や、読み飛ばしている箇所が分かるようになります。ユーザーの興味関心がより鮮明になることで、マーケティング活動がグンと加速するのを一緒になって感じています!ぜひ他の記事も合わせてご覧ください!


この記事を書いた人

コンテンツアナリティクス事務局

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