【DWH】データウェアハウスとは?データレイクとの違いや代表的な製品などを紹介

【DWH】データウェアハウスとは?データレイクとの違いや代表的な製品などを紹介

更新日:2024/05/21

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この記事が解決できること

  1. DWHが活用されている理由が分かる
  2. DWHの導入を検討している方が求めていたDWH製品を知れる

はじめに

企業の成長に伴い人員や取引企業数が増えたことで、溢れかえってしまったデータの利活用にお困りではありませんか?

データウェアハウス(DWH)」は、組織全体のデータを一元化し、高速なデータ分析や意思決定をサポートします。今回は、そんなDWHのメリットや代表的な製品などを紹介します。

データの利活用を通じて組織内の問題を解決したい方は、こちらの記事もご覧ください。

DWHとは

DWHとは、複数の異なるソースから収集したデータを管理しているリポジトリです。企業や組織は、データウェアハウスで管理しているデータを活用し、競合分析や意思決定に役立てています。

DWHに格納されているデータは、OLAP(Online Analytical Processing)やBI(Business Intelligence)ツールなどで分析するために抽出・加工されます。重複しているデータや破損しているデータがある場合は、データクレンジングすると、長期利用が可能です。

BIツールの活用をこれから検討する方は、こちらの記事をご覧ください!

データレイクとの違い

データレイクとは、まったく加工していないローデータを保管するためのリポジトリです。

データウェアハウスは、形式が明確に定義されている「構造化データ」しか扱えませんが、データレイクは「非構造データ」も含めた多様なデータを一元管理できます。一方で、データレイクは主にローデータを取り扱うため、データーウェアハウスよりもストレージの消費量が高くなる傾向があります。

データの利用目的が明確な場合は、データの検索性に優れているDWH、将来的に利用する可能性があるデータなどを幅広く確保したい方には、データレイクがおすすめです。

データベースやデータマートとの違いについても知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

DWHのメリット

ここからは、DWHのメリットを3つ紹介します。

DWHのメリットを適切に把握し、効率的なデータ管理と分析を実現しましょう!

1.データ収集・分析が効率化できる

DWHは、一元化されたリポジトリでデータのフォーマットを揃えて管理しているため、必要なデータをすぐに取り出せます。また、データエンジンやBIツールなどを併用すると効率的にデータの収集・分析が可能です。

長期的に続いていたり、膨大な量のデータを扱ったりしている企業や組織にDWHの利用がおすすめです。

2.長期的な時系列データを管理できる

DWHは、過去のデータを時系列に沿って保管することが可能です。

データによっては、データの内容だけでなく、時系列ごとに分類することもあります。DWHを利用して正確性や一貫性を保持しながらデータを蓄積することで、永続的にデータの信頼性を担保できます。

3.セキュリティを強化できる

DWHでは、データごとにアクセス制御や暗号化を設定できます。​

機密情報の漏洩は、金銭的な損失を被るだけでなく、企業の信頼性を大幅に低下させます。DWHでセキュリティを強化し、重要なデータを守りましょう。

代表的なDWH製品

ここからは、5つの代表的なDWH製品と各製品の特徴について解説します。

DWHの導入を検討している方は、参考にしてください!

1.Google Cloud BigQuery

Google Cloud BigQueryは、Googleが提供しているDWHです。同社が開発していたソフトウェア「Dremel」を基に開発されました。

AIがデータ管理や分析をサポートする「Gemini」や、DWHをGoogle Cloud BigQueryへ移行できる「BigQuery Migration Service」などの機能が利用可能です。

Google Cloud BigQueryを利用する場合は、同社が提供しているBIツール「Looker Studio」との併用がおすすめです。Looker Studioについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

Google Cloud BigQueryでは、最大1TiBのクエリを実行できる無料トライアルも提供されています。興味がある方は、Googleアカウントを作成してから利用してみてください!

2.Amazon Redshift

Amazon Redshiftは、クラウドコンピューティングプラットフォームであるAWS(Amazon Web Services)のサービスとして提供されているDWHです。アメリカを拠点とするソフトウェア会社であるParAccelの技術をベースに構築されました。

ユーザーが技術的な関与をせずに利用できる「フルマネージドサービス」であるAmazon Redshiftを利用することで、効率的かつ効果的なデータ分析や意思決定が実現可能です。また、クラウドストレージサービスである「Amazon S3」や、データ処理を自動化する「AWS Data Pipline」など、他のAWSサービスを併用すると、より高いパフォーマンスが見込めます。

3.Azure Synapse Analytics

Azure Synapse Analyticsは、Microsoftが提供している分析サービスです。

SQL(Structured Query Language)の拡張子「T-SQL(Transact-)」を利用してクエリを分散する「Synapse SQL」や、メモリの並列処理フレームワーク「Apache Spark」などが利用できます。データウェアハウスだけでなく、データレイクとしても利用可能です。

4.IBM Db2 Warehouse

IBM Db2 Warehouseは、IBMによって開発されたデータウェアハウスです。

IBMが提供しているデータベース「IBM Db2」や、データレイク「IBM Db2 Big SQL」などと統合できます。IBM Db2のリリース当初は、リレーショナルモデルのデータベースのみ提供していました。現在は、JavaScriptのオブジェクト表記を応用したテキストデータ形式である「JSON(JavaScript Object Notation)」や「XML(Extensible markup Language)」などの非構造データ向けのサポートも追加されています​。

5.AnalyticMart

AnalyticMartは、三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社が提供しているデータ活用ツールです。AnalyticMartの導入実績は、1,200社を超えています。

大量のデータを高速で処理・分析できるデータ分析プラットフォーム「DIAPRISM」を搭載しているため、効率的なデータ利活用が可能です。また、他社のBIツールとも連携できるため、顧客のニーズへ柔軟に対応できます。

DWHの利用でお困りの方はDX-Acceleratorへお任せください

今回は、DWHのメリットや代表的な製品を紹介しました。

データウェアハウスは、組織が保有している膨大な量のデータを効果的に管理し、分析するのに役立ちます。組織全体の競争力を高めるためにDWHの導入を検討してみてください。

DWHの活用方法が分からないという方には、データ人材常駐支援サービスDX-Accelerator」がおすすめです。DX-Acceleratorでは、実績のあるアナリティクスエンジニアが最短1週間でアサインします。

DX-Acceleratorに興味がある方は、こちらをご覧ください。

競合他社に負けないようなデータ戦略を目指しましょう!

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