目次
はじめに
Qlik Senseのset数式は誰もがぶつかる壁のひとつです。だからこそ、set数式を利用した集計や分析が簡単にできる方法があれば嬉しいですよね。
今回はset数式についてまだよくわからない人でもset数式に慣れることのできる、便利な機能を紹介します。今まさに困っている!という方も参考にしていただけると嬉しいです。
そもそもQlik Senseのset数式とは?
set数式とは?
set数式については、Qlik Helpのドキュメントにも説明が書かれています。
アプリで選択するときは、データ内のレコードのサブセットを定義します。Sum()、Max()、Min()、Avg()、Count() などの集計関数は、このサブセットに基づいて計算されます。
つまり、選択内容によって集計の範囲が定義されます。 計算が行われるレコードのセットを定義します。
出典:Qlik Help
とはいえ、上記の説明だけではなかなか利用する状況が分かりにくいので、具体的な事例も見てみましょう。
具体的な使用例
集計目的:支店名が’ニューヨーク支店’と’パリ支店’、製品分類が’スポーツウェア’と’ビーチウェア’に絞った販売価格の合計
Sum({<支店名={'ニューヨーク支店','パリ支店'},製品分類={'スポーツウェア','ビーチウェア'}>}[販売価格])
この時のset数式は以下のようになります。
{<支店名={'ニューヨーク支店','パリ支店'},製品分類={'スポーツウェア','ビーチウェア'}>}
記号の使い分け
初心者が躓く点として**【『 { } 』と『 < > 』の使い分け】**があります。
これらset修飾子については公式から出てる以下のヘルプが役に立つので、合わせて参照してください。
簡単なset数式の作り方
1.前準備
前準備として、フィルターなどを用いて対象の条件を選択できるようなチャートを作成します。
2.条件の選択
対象の条件を選択します。
3.フィルターの適応
フィルターを維持した状態で『シートを編集』→対象の数式エディタを開く。
4.選択した条件でのset数式の作成
set数式を挿入したい箇所にテキストカーソルを移動し、『▼set数式』の『現在の選択条件を使用』を選択し挿入。
完成!
このようにして、条件を絞り込んだset数式を作成することができます。
最後に
set数式をゼロから作成するのは難しいです。また、Qlik Senseは記載した数式に関してOKかNGかは教えてくれますが、どこが間違っているかは教えてくれません。
将来的には自分でイチから書けるようになるのが望ましいですが、それまではこういった機能を用いて、set数式に慣れるところから始めましょう。
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