【ユーザーにとって有益なコンテンツや商品の魅力をしっかりと届けるには!?】コンテンツアナリティクス導入事例|プレミアアンチエイジング株式会社様

こんにちは!UNCOVER TRUTH の伊藤 有紀子(いとう ゆきこ)です!今回は、当社が提供するWebコンテンツ分析ツール『Content Analytics(以下:コンテンツアナリティクス)』をご利用いただいている、プレミアアンチエイジング株式会社のデータ戦略推進チームのマネージャーである鈴木氏にインタビューをしました。

プロフィール紹介

プレミアアンチエイジング株式会社
ダイレクトマーケティング本部
データ戦略推進部
データ戦略推進チーム 兼 カスタマーエクスペリエンスマネジメント部 UXチーム
マネージャー

鈴木 隆生 氏

プレミアアンチエイジング株式会社について

ーーーこの度は、インタビューの機会をいただきありがとうございます。改めまして、プレミアアンチエイジングさんではどのようなサービスをご提供されているのでしょうか?

鈴木 氏|プレミアアンチエイジングは、「人の時間(とき)を、解き放つ。」 を企業理念とし、『DUO(デュオ)』や『CANADEL(カナデル)』等のブランドを主力としたエイジングケア(※年齢に応じたお手入れのこと)に関連する商品を、自社サイトやモール、卸等のチャネルで展開しており、そういったところから得られるノウハウやナレッジが豊富にあります。私自身は、ユーザーにとってそれら有益なコンテンツや商品の魅力をしっかりとお届けするために、データを活用した施策実行や組織構築に日々取り組んでいます。

GAからGA4への移行により、分析や設定の難易度があがったことも導入のきっかけに

ーーーどれも知名度の高いブランドですね。早速ですが、コンテンツアナリティクスを導入する前に抱えていた課題等があれば教えていただけますか?

鈴木 氏|基本的に、Webサイトの分析はGoogle Analytics(以下:GA)で行っています。ECであれば、どのチャネルからランディングして、それぞれどのようにページを遷移しているか、コンバージョンしているか?等の大きな観点での分析を行っていますが、GAからGA4への移行もあり、これまでとは勝手が違うことで、さらなる深い分析や新たな施策に取り組もうにも中々簡単ではない状況でした。加えて、ページ内の分析のためにヒートマップも使っていました。ヒートマップは情報として悪いものではないのですが、肝心のコンバージョンに寄与しているか?を判断するのが難しく、課題から施策へつなげる根拠にしづらい部分もありました。

ーーーGA4に精通している人材が社内に少なく、思うように分析が進んでいないというお話は、様々な企業の方から伺う最近の大きな課題の一つです。そのような中、コンテンツアナリティクス導入の決め手となったのはどのような点でしょうか?

鈴木 氏|コンテンツ(=テキストや画像)単位の成果を4つの指標(ビュー数・率、閲覧秒数、ゴール数・率、クリック数・率)で評価できるというツールは、他では聞いたことがありませんでした。ツール単体でも、ユーザーのニーズがよりわかるようになると感じましたし、弊社ではCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)を導入しているので、コンテンツアナリティクスのタグ付け機能を使い、Webの行動データと顧客のデータを繋げることで、ユーザー理解の解像度が高まると考えました。

ーーーありがとうございます。コンテンツアナリティクスのデータをCDPや施策ツール等と連携することで、分かるようになることや出来るようになることは多くあると思います。現在、どのような体制でコンテンツアナリティクスをご利用いただいているのでしょうか?

鈴木 氏|広告やCRMを始めとした弊社内の様々なチームで、人数で言えば十数名が利用しています。当初は私と数名位で使えればと考えていたのですが、UNCOVER TRUTHさんにコンテンツアナリティクスのレクチャー会を開いていただいたことで、より多くの人数が触れる機会を早く持てたのと、そもそものツールの使いやすさから、使う人数が増えているのだと感じています。

ーーーこちらこそ、多くの方へご説明の機会をいただけたことに感謝しております。実際、どのようにコンテンツアナリティクスを活用されているのでしょう?

鈴木 氏|Webページの分析や施策への根拠づけ、ABテスト結果の分析に使っています。より多様性が広がっていく現代において、ユーザーが何を考えているのか?を想像しづらくなってきています。そのため、アンケートを実施したりもするのですが、必ずしも率直な本音だけでお答えいただける訳でもないと思っています。コンテンツアナリティクスを使うことで、Webページ内でのユーザーの興味関心を、そのユーザーがWebページ内で行動した結果(=数値)からわかるようになります。これにより、仮説や施策を考える幅がいい意味で狭くなり、より的確に施策を実施できるようになるのが魅力です。

コンテンツアナリティクスだから見えてきたこと

ーーーコンテンツの分析を進めていく中で何か見えてきたことはありますか?

鈴木 氏|冒頭でお伝えしている通り、私たちはエイジングケア関連の商品を取り扱っているため、ユーザーの肌やスキンケアに関する悩みを常日頃から知りたいと考えています。例えば、Aという肌の悩みに関する情報をたくさん見ていたり、Aに関する発信への反応が良いユーザーがいたとします。Aに対して積極的に接触しているので、データからも、このユーザーがAに興味を持っていることを読み解きやすいと思います。

ですが、ユーザー自身は気付いていなくても、Aの悩みを持っている場合、本質的にAに関連するBやCという悩みも同時に存在しているケースが多くあります。コンテンツアナリティクスのタグ付け機能で、例えば「○○系の悩み」等のタグをA、B、Cにつけることで、Aという悩みのコンテンツに触れたユーザーに、関連性のあるBやCという悩みに対するコンテンツへ触れてもらう施策を考えることもできるようになります。

ーーー口コミレビューで新しい気付きがあったとも伺いました。

鈴木 氏|そうですね。一般的に、口コミレビューがコンバージョンに貢献しているということは、皆さんも、ぼんやりと「そうですよね」と思われるかも知れません。ですが、その根拠をはっきりとした数値で確認できる機会はそうないように感じます。コンテンツアナリティクを使うことで、口コミレビューのコンバージョンへの貢献も数値でわかるようになりました。

さらに、分析を進める中で興味深いデータがあったのでご紹介します。口コミレビューの星の数が、満点の5点の場合、コンバージョンへの貢献が高いのは当然のように感じると思いますが、4点だとどうでしょう?当初は、5点よりわずかにコンバージョンへの貢献が下がると想定していましたが、実際には、3点や2点とあまり変わらない数値でした。場合によっては、そもそも口コミレビューを見ないユーザーの方が、4点以下の口コミレビューを見たユーザーよりもコンバージョンが高くなるケースもありました。

意外な結果でしたが、高評価のように見える4点であったとしても、仮に5点が並ぶ中に混ざると、相対的に口コミレビューが下がっているように感じてしまう場合があるのかもしれません。こういった、今までにはない気付きや、数値化するのが難しかった部分をあきらかにできるのは大きな魅力です。

データを扱いやすくなると、施策への根拠づけが強くなり、自信を持って実行できるように

ーーーそれは非常に興味深い分析ですね。最後になりますが、どのような企業や担当者にコンテンツアナリティクスをお勧めできますでしょうか?

鈴木 氏|Webページの改修や施策において「何故その課題を解決するのか?」の根拠づけが必要だと感じていたり、それを社内で求められている方にお勧めできます。今までよりも、自信をもって施策を実行できるようになりますし、社内での説得力も高まり、運用のサイクルも作りやすくなると感じています。

さらに、データを扱うことへ難易度が高いと感じている場合にもお勧めです。もちろん、GA4にも慣れていて、使いこなせていれば問題はありませんが、GA4等を社内で使いこなせる人材がいないことで、データの分析は元より、施策への活用が思うように進んでいない場合はお勧めできます。私たちも、GA4を使いこなせる人材が社内に多くはなく、日常的に使っている担当者も少ない中で、コンテンツアナリティクスを様々な担当者が日常的に使えていることが、それを証明しているように感じています。

あとは、ユーザーのニーズをより理解していくために、サイトの行動データを溜めていこうと考えているサービスであれば、CDPやDWHにある顧客情報と掛け合わせていくことで、より広く深くユーザーへの理解が促進されていくと思います。

ーーーありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします!

当社が提供する「Content Analytics」(コンテンツアナリティクス)とは?

サイトの利便性を高めるUI/UXの改善のため、お客さまとよりよいコミュニケーションを取るために、お客さまの興味関心を理解するためのツールとして『コンテンツアナリティクス』をご提供しております。タグを入れるだけで、ページ内をコンテンツ単位で計測・解析ができ、ユーザーの嗜好性や興味関心をページ内の閲覧傾向から数値化することもできます。これまでアンケート等でしか取ることが出来なかった、ユーザー一人ひとりのインサイトを取得でき、適切な訴求・コミュニケーションに活かせます。

コンテンツアナリティクスの活用方法がわかる資料配布中

GoogleアナリティクスのバージョンがUA(ユニバーサルアナリティクス)からGA4に移行された現在、画面操作や分析方法が難しくWEBサイト改善やコンバージョン改善に苦戦している企業が増えています。当社CAOの小川卓が「コンテンツアナリティクスを使って自社サイトを分析しました」と題してWEBサイト改善で見ていくポイントと活用事例のホワイトペーパーを作成いたしました。ぜひご活用ください。


この記事を書いた人

伊藤 有紀子(いとう ゆきこ)

株式会社UNCOVER TRUTH
ビジネスデベロップメントグループ
Content Analytics チームリーダー

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